テーブルゲーム「オタサーの姫」(α版)公式ルール
「オタサーの姫」とは?
大学の日陰者オタクが集うサークル、通称「オタサー」にふらっと現れて恋愛沙汰でサークル内の人間関係を拗らせていく女子のことを「オタサーの姫」と呼びます。
当ゲームにおいては、とある「オタサー」を舞台にした騙しあい、駆け引きの手に汗握る心理戦を楽しむことができます。
テーブルゲーム「オタサーの姫」について
某名作ゲーム「汝は人狼なりや?」を知っていると、理解が早いかもしれません。
当ゲームでは、各プレイヤーは「姫」「一般的オタク」「イケメン」「ギスギス大好きマン」のいずれかに分かれ、それぞれの勝利条件を満たすべく舌戦、推理合戦を繰り広げることが推奨されます。
プレイヤーの中には、ゲームを盛り上げるべく、「センスのある人」という能力を持ったプレイヤーも登場します。
用意するもの
プレイヤー:3人〜6人 
トランプ:1セット
陣営の振り分け方
プレイヤーの人数に対する、陣営の数は以下の通り。
一般的オタク イケメン ギスギス大好きマン
3人1人0〜2人0〜1人0〜1人
4人1人1〜3人0〜1人0〜1人
5人1人2〜3人0〜1人0〜1人
6人1人3人1人1人
また「センスのある人」は姫以外のプレイヤーからランダムに一人選択されます。

具体的な手順は以下のとおり。
1)まず姫を一人選択する。「誰が姫であるか」は以降公開情報として扱う。
2)姫以外のプレイヤーの陣営を決定する。
3)姫以外のプレイヤーの中から、「センスのある人」を決定する。

ゲームのルール
当ゲームではプレイヤーの陣営を決定した後、<評価>→<立候補>→<選択>の3ステップを経てゲームが終了します。

<評価>
全てのプレイヤーは目を閉じます。 「センスのある人は目を開けてください」というアナウンスを行った後、「センスのある人」は目を開けます。 そのまま、「姫」を除くプレイヤーの中から一人を選び、その人の陣営をカードをめくって確認してください。音を立てないよう注意。 確認が終わったら、カードを伏せて戻し目を閉じてください。 「確認が終わりましたか? ではみなさん目を開けてください」というアナウンスの後、全てのプレイヤーは目を開けてください。

<立候補>
各プレイヤーは他のプレイヤーと情報交換をしながら、「このステップの最後に立候補をするかどうか」を決めてください。 情報交換時間は目安としては5分程度。実際にプレイしてみて伸ばしたり縮めたりしてOKです。 時間が経過してしまったら、それ以降の発言は厳禁とし、立候補をするプレイヤーのみ一斉に手を挙げてください。 全員の立候補するか否かが確認できたときに次のステップに進みます。

<選択>
「姫」のプレイヤーは立候補したプレイヤーの中から一人を選択する、もしくは「誰も選択しない」を選んでください。 もし、誰も立候補していなかった場合は、このステップではなんの処理も行わず、勝敗判定に進んでください。


以上3ステップが終了したら、次の陣営の勝利条件に従って、プレイヤーの勝敗を決定します。
陣営の勝敗条件

「姫」陣営の勝利条件
<選択>ステップにおいて、立候補したプレイヤーにイケメンが存在しかつそのプレイヤーを選択する。
<選択>ステップにおいて、立候補したプレイヤーにイケメンが存在しないかつ「誰も選択しない」を選択する。
敗北条件
<立候補>ステップにおいて、誰も立候補しない。
<選択>ステップにおいて、イケメン以外のプレイヤーを選択する。
<選択>ステップにおいて、立候補したプレイヤーにイケメンが存在しかつ「誰も選択しない」を選択する。

「一般的オタク」陣営の勝利条件
・立候補したプレイヤーの場合
<選択>ステップにおいて、「姫」のプレイヤーに選択される。
・立候補しなかったプレイヤーの場合
<立候補>ステップにおいて、誰も立候補しない。
<選択>ステップにおいて、立候補したプレイヤーにイケメンが存在しかつそのプレイヤーを「姫」のプレイヤーが選択する。
敗北条件
勝利条件を一つも満たさなかったとき。

「イケメン」陣営の勝利条件
・本人が立候補した場合
<選択>ステップにおいて、「姫」のプレイヤーに選択される。
・本人が立候補しなかった場合
<立候補>ステップにおいて、誰も立候補しない。
敗北条件
勝利条件を一つも満たさなかったとき。

「ギスギス大好きマン」陣営の勝利条件
<選択>ステップにおいて、「姫」のプレイヤーに選択される。
<選択>ステップにおいて、「姫」のプレイヤーが「誰も選択しない」を選択する。
敗北条件
勝利条件を一つも満たさなかったとき。

勝敗判定フローチャート
文字だけだと分かりづらいという方のために。

<立候補>ステップで立候補したプレイヤーがいた? →No→ 「一般的オタク」と「イケメン」陣営の勝利。
↓yes
<選択>ステップで「姫」はプレイヤーを選択した? →No→ 「立候補」したプレイヤーの中にイケメンはいた? →No→ 「姫」と「ギスギス大好きマン」の勝利
↓Yes
yes 「ギスギス大好きマン」の勝利
選択されたプレイヤーは「イケメン」だった? →No→ 選択されたプレイヤーのみの勝利
↓yes
「姫」と「イケメン」と立候補しなかったプレイヤーの勝利

過去のバージョン

プロトタイプ
cのイケメン存在結果が優先的に選択されてしまう、システムに保障された情報開示が存在しないことから棄却される。

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